アン・ノーマン
尺八奏者
アン・ノーマン(Anne Norman)は、尺八をはじめとする様々な笛やフルートの演奏家であり、作曲家でもあります。欧米型のフルートを学んだのち、1986年、当時住んでいた日本で上田流の中村心瞳に師事、尺八を手にしました。1990年には日本の文部省から2年間の奨学金を得、東京芸術大学で人間国宝・故山口五郎(琴古流)に師事しました。その他の流派では、海童道の田嶋直士に師事し、現在でも来日の度に教えを受けています。
アンは現在メルボルンに住み、フリーランスのアーティストとして、様々なアーティストと彼女の尺八とのアンサンブルによるオリジナル作品を制作しています。自己表現のスタイルを模索する過程において彼女は、他のアーティストとの即興演奏を中心とした独自の尺八演奏のスタイルを確立しました。
アンには、数人のアーティストとのデュオによる活動があります。バロック・フルートならびにリコダー奏者のグレッグ・ディックマンズ(Greg Dikmans)とのデュオ、ボーカリストでもありディジュリドゥー(オーストラリアの原住民の楽器)をはじめ様々な楽器の演奏をこなすマイケル・リベット(Michael Livett)とのデュオ、ギター奏者のヤレック・トラホヴィッチ(Jarek Czechowicz)とのデュオなどです。これらのプロジェクトに加えてアンは、舞台において舞踏とライブ音楽とのコラボレーションを試みる『などや・ミュージック・アンド・ダンス・カンパニー』(Nadoya Music and Dance Company)のアーティスティック・ディレクターも務めています。また、ビンゲンのヒルデガルドなど8〜12世紀の欧州聖詠歌をポストモダニズムの文脈の中に再構築したアンサンブル『ジュイッサンス』(Jouissance)のメンバーでもあります。メルボルン大学で得た音楽学士と教員資格に加え、モナシュ大学では民族音楽学の修士号を取得しました。演奏スケジュールの合間には、尺八を教えたり、小中学校を訪れて子供たちに日本の伝統音楽を紹介するワークショップを開くなどの活動を行っています。"Japanese Music in Schools"
アンの演奏は以下のCDで聴くことができます。
アンの演奏のサンプル(WAVファイル)を用意しました。サウンドカードをお持ちの方は、このサンプルを聞けます。
流木 DRIFTWOOD
かごめ KAGOME
ブレス・オブ・クリエイション BREATH OF CREATION - 二つの世界のフルート Flutes of Two Worlds
ジュイッサンス JOUISSANCE
ギフト GIFT
アン・ノーマンとヤレック・トラホヴィッチによる尺八とギターの演奏です。静かな息づかいで始まる音楽は、次第によりあわさっていくメロディーの糸を断続的な静寂によって中断しつつ展開します。自然発生的、瞑想的な即興演奏です。
AMN Productions AMN003, 1998.
この他にもアンは、オーストラリアのミュージシャンによる何枚かのCDで演奏しています。それらのCDに関するお問い合わせ、上記のCDのご注文などは、Eメールアドレス amncrow@vicnet.net.au または郵便で下記の宛先までAnne Norman宛にお送りください。
尺八に関するサイトには、他にモンティ・レベンソン(Monty
Levenson)の素晴しい尺八サイトがあります。ぜひお立ち寄りください。